歩き人ふみとあゆみの徒歩世界旅行 Fumi's trek around the world on foot -263ページ目

テントが欲しい

日本歩き旅の準備もなんだかんだで少しずつ進んでる。自分でも不思議だ。

装備もまず寝袋とカートの問題が片付いたんで、あとはテントとコンロとエアマットだ。

一番はテントかな。でもテントは高いからなあ。適当なテント買って不自由な思いするのは

嫌だけどしっかりしてて軽いテントってのは4~5万円はするからねえ。

プータローの身に4~5万はきつすぎるし、安いので我慢するかな。

欲しいのは1~2人用で自立式、重さが2kg程度の物。できれば冬山にも使える奴。

欲張りすぎだな。

それからコンロはMSRのドラゴンフライがいい。

自動車用のガソリンが使えるから世界中どこへ行っても燃料調達に困らないってのがいい。

とりあえずネットオークションで探してみようっと。


人気ブログランキング  7位まできてるぞ!いいぞ!!大感謝!

日本徒歩縦断適当ルート図

資料用に簡単な日本徒歩縦断ルート図を描いてみた。

日本地図

非常にいいかげんなルート図である。

きまぐれな私のことだから、もちろんこの地図通りに歩くことはあり得ない。

地図の輪郭だけ写して、赤い線は適当に真ん中を引っ張っただけなんで

そもそも道路はこんな風にはないだろう。

知床から出発し北海道、本州、九州、沖縄、台湾、そして四国を縦断して実家のある

阿南まで歩く、ということが言いたいだけでルート図自体に大した意味はない。

地図でもあった方が説明しやすいかな、と思ったんで作ってみただけ。

知床出発で襟裳岬を通ってるのは、以前2000年にも日本縦断を思い立ち、

宗谷岬から函館まで歩いた所で中断したことがあり、同じルートはつまらないので

なるべく重ならないようにしたからだ。

それと都市圏はできるだけ歩かない。交通量は多いしテントを張る場所ないし物騒だし。

でも途中で友達を訪ねにバスで街まで行ってまた元の場所に戻って続きを歩く、

みたいなのはよくやるかもしれない。

台湾はオーストラリア縦断の帰りに立ち寄ったので、ついでに歩いて縦断してみようと

始めたけど途中で時間切れになってしまったから、その続き。かなり気に入った国でもある。


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チャリダーアキ君との出会い6

旅の資金を貯めるためのアルバイトがあまりない。

とりあえず必要なのは北海道までの旅費と最低限の装備だ。

カート、寝袋はどうにかなったので、あとはテント、コンロ、エアマットくらいか。

インターネットオークションででも探してみよう。

旅の初っ端から働かなくてすむくらいの資金は稼がなくては..


チャリダーアキ君
の話の続き。歩き旅の間での彼との話は今回で終わり。

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雨は激しくなったり小雨になったりしながらも降り続いていた。

「大雨だから明日は停滞かな」と言うと、アキ君は雨でも合羽を着て出発するという。

驚いたことに彼はこれまで雨などの悪天候を理由に停滞したことは一度もないという。

天気予報で雨だと聞いただけで何日でも停滞を続ける私とはえらい違いだ。

夜間にも激しい雨が降り続けた。明朝もこんな様子なら私は間違いなく停滞だ。

彼はこんな雨でも出発するのかな、と考えながら眠る。

出発準備

翌朝は曇り時々小雨。迷いながらも出発の準備をした。しかしアキ君に迷いはない。

出発の準備ができてレセプションでチェックアウトをしているとついに雨が降り始めた。

とりあえずは一緒にゲートを出て、自転車で走り去るアキ君を見送る。

次にアキ君に会うのはいったいどこになるんだろう。

彼が中南米縦断に行く前にオーストラリア内でもう一度会えるかな。

雨が激しくなってきているのでゲートを出てすぐ近くにある大屋根の下で様子を見る。

空はどこまでも黒っぽい灰色で雨は止みそうにない。

軟弱者の私はキャラバンパークに引き返し、昨日と同じ場所にテントを張りなおした。


アキ君はこんな大雨でも自転車こいでってテント張って寝るんだなあ。たくましいな。

私は今日は一日休養で午前中から寝る。昨日は2人で良かったが今日は一人なんで退屈だ。

この後、メルボルンで示し合わせてもう一度会った。その時には、アキ君とケアンズから

アリススプリングスまで一緒に走ったタイテン君や、旅の間アキ君と私に別な場所でたまたま

2回出会った冒険ライダー、ヨシ君などとも再会して皆で飲んで話をした。

同じ時期に同じ場所を旅した者同士は親密に感じるものだ。

アキ君はその後シドニーまで走ってオーストラリア一周を終え、メキシコに飛んで中米を

自転車で縦断、現在は南米大陸を縦断中。エクアドルからペルー付近を走ってるはずだ。


少し危険な地帯にさしかかってるが彼の強運を信じて応援している。

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復活!スーパーキウィ号

日本徒歩縦断に使う予定のゴルフ用カート、スーパーキウィ号。

ニュージーランド徒歩縦断中に買ったんだけど、扱ってるのはアメリカの会社で製造は中国である。

スーパーキウィ号

日本には無いタイプのカートだからタイヤとチューブを交換するのが大変だろうと思ってた。

昨日ある人の助言に従い、タイヤを外して自転車屋を訪ねてみた。

「こういうタイヤってありますか」

「ありますよ」

えっ。二つ返事?

在庫を取りに行ってくれてタイヤ、チューブともいとも簡単に手に入ってしまった。

正直、拍子抜け。こんなにすぐ手に入るものだったんだ...

もしかするとどこかから輸入しなければならないかとまで思っていたのに。

気にかかってた問題があっという間に解決した一日であった。

ニュージーランドにて

上の写真はニュージーランドをこのスーパーキウィを押しながら歩いてた時のもの。

軽く操作できて砂利道なんかでも問題なく進めるのでお気に入りだ。

押しててもほとんど空荷とかわらないくらい楽に歩けるのがいい。日本縦断でもよく

働いてくれることだろう。

今日は地元阿南のケーブルテレビの取材を受ける。

また性懲りもなくディジュリドゥを吹くことになってる。練習しておこうっと。


人気ブログランキング  12位までいってる。すごいぞ。皆さんありがと!

チャリダーアキ君との出会い5

人気ブログランキング  の順位が上がるのは嬉しいんだけど、ブログのコメントが全然ないのは

寂しいぞ。誰か一言でいいから書き込んでおくれやす。

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オーストラリアで出会ったチャリダーアキ君との話の続き。

アキ君と再会し、その先にあるキャンプ場に泊まることにして歩いていくと、つぶれたロードハウスが

あり、さらに先にキャラバンパーク跡のような所があったのでとりあえずそこでキャンプすることにして

私が持っていたワインで乾杯した。お互いアリススプリングスで別れてからこれまでのことをいろいろと

話する。そこに男が現れキャンプ代に5ドルを請求された。どうやらつぶれてた訳でもないようだ。

キャンプ代を払うとその人はブロッコリーとセロリをくれた。一応トイレとシャワーはあるようだ。

アキ君とつもる話をしていると今度は女性が現れ、建物の中でお茶でもどうかと誘われる。

その女性はなんと今日権利を引き継いでそこのオーナーになったらしく、これから建物をきれいに

修復してバックパッカーズにするつもりでいる。こんな所に客が来るのだろうか。

その夜は雨が降り、翌朝も空一面曇っていた。アキ君はまたもや私に付き合って一日自転車を押して

歩いてくれるという。正直嬉しい。道々いろんな話をしながら歩く。

道路から少し入ったところにport Germein(ポートジャメイン)という町があり、雲行きが怪しくなって

きたのでその町に向かう。南の空がかきくもって雷がなり始めたのであわててその町のキャラバンパーク

に避難した。そこのオーナーは「今日は客もなく嵐が来そうだからキッチン横の屋根の下にテントを張って

いいよ」と言ってくれた。ありがたい!マットの上にテントを張っていると大粒の激しい雨が降り始めた。

危ないところだ。キャンプ代は1泊10ドル(約900円)もするが、雨の降りこまない屋根の下でテントを

張れ、すぐ横にテーブルと流し、さらに冷蔵庫まであって言うこと無し。近くのホテルでビールをクーパー

ビールを買ってきて乾杯した。私が貝の缶詰を使ったピラフを作り、アキ君が野菜ベーコンスープを作り

分け合って食べる。

屋根下にテントを張る

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歩き人旅の足跡展(常設)の案内

人気ブログランキング  じりじりと順位が上がってきてるのもなんだか嬉しいもんだ。

旅行・観光(全般)部門で現在23位。クリックしてくれてる皆さん、ありがとう。


昨日に続いて常設展示 の案内。

私が日本徒歩縦断に出かけた後も続けて展示させておいてもらえるってのはいいなあ。

これが展示場所のヒマラヤンアイベックス入り口。夜だったから少し見にくい。

展示会場8


展示場所内部。座ってゆっくりアルバム等を見ていただけます。

私が徳島にいる間は会場にいることもあるんで、直接説明が聞きたい方はこちらに連絡下さい。

暇があれば行きます。k_fumi@hotmail.com

展示会場10 展示会場9

ヒマヤラのハチミツ

昨日で展示会が終わった。最終日は日曜だったが立ち寄ってくれたのは知り合いが3人。

なんにせよ、無事終わったということで展示会場として使わせていただいてたヒマラヤンアイベックス

の柳澤さんのところでささやかに打ち上げした。

テレビでは「世界ウルルン滞在記」でネパール、ヒマラヤのハニーハンターの蜂蜜取りをやっていた。

実はヒマラヤンアイベックスはその蜂蜜を輸入して売ってるおそらく現在日本で唯一の店である。

その高価な蜂蜜を昨日もまた試食させてもらった。苦手な人もいるらしいが私にはとてもうまい蜂蜜だ。

そのまま食べてもうまいのだ。

ヒマラヤオオミツバチという野生の蜂の巣は高さ数十メートルの断崖絶壁にあり、ハニーハンター達は

縄ばしごとロープ、竹製のカゴ、へらのついた棒で、命がけでハチの巣を採るのだ。

ヒマラヤンアイベックスで売ってるのは値段も良心的なものだから一つ試してみてはいかが。

アイベックスバナー

展示会は一応終わったが、これからは同じヒマラヤンアイベックスで常設展示となる。

オーストラリアの写真を中心に、私が作ったクラップスティックや木彫りのトカゲ、白蟻が中心を食った

木の標本(私が作ったディジュリドゥと同じユーカリの木の一部)、シンプソン砂漠の不思議な石、

赤い大地の赤い砂、日々の道程を書き込んだ地図と、日々の出来事を書き込んでいた地図帳、

オーストラリアと台湾3,600kmを踏破した一足の靴なども展示している。

また過去のヨーロッパ・南米・ニュージーランド徒歩旅行の時のアルバム、私の放浪の原点となった

学生時代のパキスタンから中国、チベット、ネパールへの旅のアルバムなど、

また私の本「歩き人ふみの徒歩世界旅行 ヨーロッパ・南米編」も置いてある。

ネパールのヒマラヤ岩塩や蜂蜜などを見に来るついでに、私の旅の展示を見に来てもらうってのも

いいな。


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ホームページの整理

今日は久しぶりに徳島のFMラジオ局FM眉山の番組サニーサイドオブザストリート に出る。

別に呼ばれてもないんだけど、久しぶりにパーソナリティーのSUNNYさんにも会ってみたいし。

しかし相変わらず雨降りませんな。

昨日試しに始めてみたブログランキング。もう49位まできてる。なんだか楽しいぞ。

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メインのホームページ のうち「日本徒歩縦断」コーナーをブログ一本に整理するため

その内容をこちらに移すことにした。以下はその内容。長くてごめん。今回限りなんで許して。

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2005年8月初め頃に日本列島徒歩縦断の旅に出発
・準備
といってもいつものようにビザや航空券の心配しなくていいし言葉の問題もない
しずっと楽なんだけど、問題は資金。
 そこは私も日本国籍を持ってるからどこででも働けるわけで、北海道で働くの
もいいかな、などと考えてるんだけど、まずそこまで行くまでの費用が必要。
 またヨーロッパを歩き始める前から使っていて、南米、ニュージーランド、
オーストラリア、台湾と10年にわたって使い続けてきたテントもさすがに生地が
へたってきて、ちょっと力を入れるとすぐにビリッとくるようになってしまった。
南米ペルーで手に入れた夏用のペラペラ寝袋もそろそろ何とかしたい。
NZ、オーストラリアは結局それで乗りきったのだが。
さらに今回オーストラリアの旅でガソリンコンロも駄目にしてしまったし。
そういえばエアーマットももう使えない。
現在プータローな私にはそれらを新しく買い換える余裕はない。
インターネットオークションなんかで中古品でも探してみるかな。
 一方旅に関しては、いつもほとんど下調べはせず現地で耳に入った情報を元に
ルートや行動を決めるし、もちろんガイドブックは持たないので特に準備も必要
ない。キャンプができる温泉の場所くらいは調べていくかな。
荷物を運ぶのにはニュージーランドの旅の途中で買ったゴルフ用のカート、
スーパーキウィを復活させるつもり。さらに長さ1.3m、重さ5kgのディジュリドゥ
も持っていく。重くて長くて厄介なのは間違いないが、私の扱える唯一の楽器
だし、手作りで思い入れもあるから。旅先で練習するのだ。
今回は旅の途中でもできれば講演などもしながら歩くつもりである。
釣りもしてみたいし、カヤックにも挑戦してみたいし、各地のうまいものも食い
たいし、温泉巡りもしてみたい。ああ、考えるだけで楽しみだ。

・ブログ

最近作ったところ。
電気製品といえばヘッドランプくらいしか持ち歩かない私は旅の最中にホーム
ページを更新することはできなかった。唯一掲示板にだけ書き込んでいたのが、
ブログなら途中で旅の経過を書き込む事もできる。
日本各地の友人や知り合い、そのまた知り合いやその知り合い、またホーム
ページを見てくれてる人との現地での連絡も取りやすそうだし。
 ホームページの更新はできなくなるけど、ニュージーランド、オーストラリアの
旅日記は、日本縦断中にまとめるつもり。実家にいるとどうも筆が進まないん
だなあ。

・ここまでの経緯

 過去2000年にも日本縦断を思いつき、北海道、宗谷岬より歩き始めたが、
事情により函館にたどり着いたところで中断していた。その後ニュージーランド
縦断、オーストラリア大陸縦断の旅に出て、日本を歩くことの興味が薄れて
しまっていた。その理由としては、結構費用がかかること、海外で味わうような
新鮮な驚きが少ないこと、また日本ならいつでも行けるから、というような理由
が挙げられる。
 今年(2005年)の5月、旅先で知り合った友人や、ホームページを通じて
知り合った人達を訪ねて愛知、静岡、東京、岩手と小旅行した。各地でいろんな
新しい発見もあり、うまいものも食べ、いろんな人と知り合った。名古屋のFM
ラジオ番組にも2日連続で出たし、岩手では岩手大学で講演までしてしまった。
岩手の田舎を歩き回り、温泉なんかに入ったりしてるうちにどうしても日本を今
歩いてみたくなってしまったのだ。
・ルート、期間他
ルートはもちろん決めていないし決めるつもりもないが、前に宗谷岬からは歩
いているから今度は知床岬あたりから歩こうかと思ってる。大きな街を歩くのは
好きじゃないから都市を避けるようなルートになるだろう。
北海道、本州、九州、そして資金が何とかなるなら沖縄の島々、さらには台湾
まで歩き、最後に四国を縦断して、実家のある徳島県阿南市まで歩くつもりだ。
 期間については全く検討がつかない。前に北海道を縦断した時は2ヶ月かか
ったな。急ぐつもりは毛頭ないし。金がつきれば働かないといけないし..

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チャリダーアキ君との出会い4

今日は昼頃に何人か見に来てくれて、あとは誰も来てない。

平日は大抵午後2時頃までは誰も来ず暇だ。昼寝でもしよう。

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昨日の続き。

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チャリダーアキ君 との3度目の出会いは3ヶ月後のことだった。

アリススプリングスから南に向かった私は途中でウルル(エアーズロック)に立ち寄った後、

さらに南下してアデレードに向かって歩いていた。

さて、アキ君はというとアリススプリングスから北上してカサリン。

それから西海岸のカナナラ、ブルーム、カナーボン、パース、そしてナラボウ平原を越えて

アデレードへと大陸をぐるっと回るルートを取っていた。

大陸一周中の彼と大陸縦断中の私のルートが重なるのはポートオーガスタからアデレードまでの

間約300kmだけ。アキ君にとっては18,500kmのうちの300kmだ。

出会える可能性もないことはないがまずそれは無理だろうと思っていた。

もう通り過ぎてるかもしれないし。


ポートオーガスタにたどり着き、インド洋以来約8ヶ月ぶりの青い海を見てほっとする。

暑さと蠅に悩まされ続けた後だったので、道中3度目となるホテル泊まりで5泊してから

ゴールのアデレードまでの最後の道のりをリヤカーを押して歩き始めた。

その翌日は朝8時半頃に出発。途中で通りかかった車に「どこまで行くんだ」と聞かれ

「アデレードまで」と答えると「それは長い道のりだ」と言って冷えたビールを一本もらう。

その後しばらくして後から1台の自転車が通りかかった。

彼はオランダ人でリオンといい「君のことはアキに聞いて知ってるよ」と言った。

「えっ?アキ君を知ってるの?彼とはどこで会ったの?どの辺を走ってるの?」

私は勢い込んで尋ねた。すると彼の答えは思いもかけぬものだった。

「あと1時間もすれば走ってくるはずだよ」

おお、この道を彼が走ってくるのか。それを聞いてからは後方が気になって仕方ない。

何時間か歩いて木陰で休憩している時、ついに遠くの方に自転車の姿が見えてきた。

来たぞ、来たぞ。彼は前を向いて走っていて、道から少し離れた私の姿に気づく様子はない。

十分近づいてきてから「アキ君!」と声をかけると

「んっ、ええーーーっ!ふみさん?!!!」

と驚いている。それはそうだ。彼の方は私のことを全く聞いていなかったんだから。

アキ君と再会

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チャリダーアキ君との出合い3

今日は3組の人が見にきてくれた。

そろそろ6月も終るが旅の準備は何にもできてない。


とりあえず装備を何とかしないと。

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チャリダーアキ君 との2度目の出合い。

アキ君とタイテン君のチャリダー2人組との再会はアリススプリングスの

メランカバックパッカーズだった。路上で彼らと別れて3週間ほど経っていて

私はこの町でのらくらと過ごしていた。

彼ら2人はウルル(エアーズロック)まで行くとまた北上してくるはずだが、進みの速い

2人のことだからとっくにこの町を過ぎて北上しているのかと思っていた。

ある日のこと、ホテルに戻ろうとした時に2人連れのチャリダーがホテルに入っていくのを

見かけた。あの2人に違いないと思って後を追うとやはり彼らだった。

アリススプリングスからダート道を通って大変だったらしい。

その他にダーウィンから自転車で走ってきた学生のダイ君、他3人のライダーと

別のバックパッカーズで出会い飲んで夜遅くまで話をした。

アリススプリングスでアキ君はタイテン君と別れ別々に走ることになった。

タイテン君は1日早く出発。翌朝、アキ君は北へ向かうから、私とは反対方向に進むことになる。

アキ君もタイテン君も反時計回りにオーストラリア一周中だから

「この先またどこかで会えたら楽しいのにな。でもさすがにそれは無理かな」

と思いながら、走り去るアキ君の姿を見送り南へ向かって歩き始めたのだった。

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